休むことは、立ち止まることじゃなかった

暮らしと思考

― 年末年始に気づいた、休みの本当の役割 ―

年末年始の少し長い休みが、私はけっこう好きだ。

特別なことをしなくてもいいし、
「ちゃんとしなきゃ」という気持ちから、少しだけ離れられる。

私たちは夫と二人暮らしで、
長い休みがあると、よく旅行に行く。

遠くに行くこともあれば、
ただ環境を変えるためだけの、短い旅のこともある。

でも不思議と、
そういう時間の中でこそ、
普段は後回しにしている話ができたりする。


✈️ 休みの中で、未来の話ができる理由

忙しい日常の中では、

・今月の予定
・仕事のこと
・目の前のやること

そんな話で一日が終わってしまう。

将来のことを考えようと思っても、
疲れていたり、気持ちに余白がなかったりして、
深い話まではたどり着けないことが多い。

でも、旅先や、ゆっくりした朝の時間だと、

「この先、どう暮らしたいんだろう」
「どんな働き方が合ってるかな」

そんな話が、自然と出てくる。

休んでいるからこそ、
“今すぐ答えを出さなくていい話”を
落ち着いてできるのだと思う。


🌿 日々の「休み」も、ちゃんと意味がある

長期休みだけじゃなくて、
日常の中の小さな休みも、実はとても大事だ。

何もしない時間。
早く寝る日。
あえて予定を入れない休日。

「休んでると、何も生み出していない気がする」
そう思っていた時期もあった。

でも実際は、
休んでいる間に、心と頭が整って、
次に動くエネルギーがたまっていく。

やる気って、
無理やりひねり出すものじゃなくて、
ちゃんと休んだあとに、静かに戻ってくるものなんだと思う。


🕯 ユダヤ人の「休み」に対する考え方

ユダヤ人の文化では、
**シャバット(安息日)**という考え方がある。

週に一度、完全に仕事を手放し、
家族と過ごし、心を休める日。

働くことをやめるのは、
怠けるためではなく、
「人としての自分を取り戻すため」。

休むことは、
人生のリズムを守るために、
最初から組み込まれているものなんだそうだ。

この考え方を知ったとき、
「休み=余裕がある人のもの」
だと思っていた自分の感覚が、少し変わった。


🌸 休むことは、前に進む準備

休むことは、止まることじゃない。
むしろ、次に進むための準備時間。

心がすり減ったまま進むより、
一度立ち止まって、深呼吸してから歩いたほうが、
ずっと遠くまで行ける。

年末年始の休みも、
日々のちいさな休みも、
どちらも同じくらい大切だと思う。


🌱 今日の自分に、休みを許す

頑張り続けることが美徳みたいに言われるけれど、
休むことも、立派な選択だ。

何もしない時間が、
未来のやる気を育てているかもしれない。

この休みが終わったあと、
また少し前向きに動けるなら、
それだけで十分。

休むことは、
自分の人生を長く大切に使うための、
やさしい知恵なんだと思う。

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