
20代の前半、私は人とのつながりを優先して、気づけば交際費が膨らんでいる生活を送っていました。コミュニティや友達との飲み会、イベント、カフェ会……ひとつひとつは小さな出費でも、積み重なると予想以上。この記事は、私が実際に体験した「気づき」と「行動」をもとに、同じような悩みを持つ20代に向けて書いた体験談です。
■ 最初の違和感は“月末の残高チェック”
ある月の終わり、給料が入ったはずなのに口座残高がほとんどないことに気づきました。アプリで履歴を遡ると、カフェでの軽食、友達とのごはん、交流会の参加費など、見覚えのある出費がずらり。ひとつひとつは1,000〜4,000円程度でも、合計すると2〜3万円に達していました。
気づき:コミュニティや友達付き合いは大切だけど、無意識のままだと想像以上にお金が減る。
■ 初めて「誘われたら全部行く」をやめた日
私はまず「全部の誘いに行く」クセをやめました。理由はシンプルで「自分の時間とお金が回らなくなった」から。断るのが怖かったけど、以下のように短く明るく断るテンプレを使うと気まずくなりませんでした。
「今日は予定があるので、また誘ってください✨」「明日早いので今日は失礼します。楽しんでね!」「今月は出費が多いので、また次回ぜひお願いします」
ポイント:「また誘ってね」などの一言を添えると関係性を保ちながら断れます。
■ “本当に行きたい場所”を選ぶルールを作った
完全に飲み会を断つつもりはなく、私は以下の小さなルールを設定しました。
- 月の交際費上限を決める(例:月10,000円)
- 「行きたい」「学びがある」「大切な人がいる」など基準を3つ用意する
- 1回の上限金額を決める(例:4,000円)
このルールにより、「流されて参加する」回数が減り、参加するイベントの満足度が上がりました。
■ 支出を見直してわかったこと
交際費を整えたことで、私は単に「貯金が増える」以上の変化を感じました。それはお金を自分でコントロールしている実感です。以前はお金に振り回されている感覚がありましたが、選択的に使うことで心の余裕も生まれました。
■ すぐにできる実践チェックリスト
- スマホのメモに「行きたい飲み会」と「行かなくていい飲み会」を分ける
- 交際費の月上限を設定する(まずは5,000〜10,000円から)
- 誘いのテンプレをメモに入れておく(断るときの言葉)
- 参加前に「これから得られるもの」を自分に問いかける
■ まとめ:コミュニティも友達も大切。でも自分の生活も大切に
人とのつながりは人生を豊かにしてくれますが、無理をしてまで全部に参加する必要はありません。自分で「選ぶ」ことで、お金も時間も大切に使えるようになります。20代のうちにこうした習慣を作っておくと、将来の選択肢がぐっと増えます。
今日の小さな一歩:
スマホのメモで飲みの誘いを2つに分けてみよう。「行きたい」「行かない」。まずは仕分けから。
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